C l i n _ L a b s

 商品情報取扱いに関する基本姿勢 


臨床検査MLで、特定の臨床検査関連商品(試薬、機器、器具、検査)に
関する情報を取り扱う場合の基本姿勢についてご連絡します.これまで、
本件関連記事はMLではタブーとされて来ましたが、臨床検査関係者に
とっての商品情報の有用性を鑑み、臨床検査MLではこれを解禁する
ことになりました。

対象となるテーマ:

1.具体的商品名と企業名を記した商品(試薬、機器、器具、検査)の
    発売や仕様に関する情報
2.特定の臨床検査関連商品に関する使用報告、質疑など

臨床検査MLの基本姿勢:

          臨床検査MLでは、現在の社会的状況・必要性から判断して
          有用と思われる、または、臨床検査における最新情報として
          価値が高いと考えられる臨床検査関連サービス・商品に関す
          る情報を、商業的ではなく学術的色彩を全面に出し提供する
          場合、これを可とする。

過度の商業的利用がなされた場合の対応:

          臨床検査MLに、明らかな商業宣伝的目的で記事をアップ
          した者には、管理グループからの警告を行い、改善されない
          場合は、MLで告知の上、会員登録を抹消する。

商品関連記事アップ時の注意事項:

1.記事は、「商品宣伝(PR)」ではなく「商品紹介」または「商品に関す
    る情報提供」の立場で行い、学術的色彩を強く出すこと。
2.記事のタイトルには、「商品情報:○○○○」を付加する。
3.情報提供者は、例え本人の所属する企業の製品に関する情報で
    あっても、あくまでも企業人としてでは無く、臨床検査関係者
    (臨床検査を愛する、臨床検査MLメンバー)として、善意の
    第三者としての情報提供者に徹すること。従って、「弊社では、」
    「ご案内させていただきます」などの表現は省き、淡々と情報提供
    を行うこと。
4.商品の発売元、価格、パッケージ構成などの情報は、商品基本情報
    の一環と考え、これに関する記述は「可」とする。
5.特定の商品(試薬、機器、器具、検査、など)に関する使用経験、
    質疑などは、臨床検査MLにおける重要な話題であり、大いに歓迎
    されるテーマであるが、特定企業、商品の誹謗中傷とならぬよう、
    節度有る議論展開を心掛けること。
6.ML会員の中に議論の対象となる商品を管轄する企業の人が居る
    場合も、発言者は、これを指名してはならない。臨床検査MLは
    企業のサポートの場では無く、臨床検査仲間の交流の場であること
    を常に意識して発言すること。

本件は、臨床検査における商品情報、特に新規商品に関する情報の有用
性と、MLの商業的悪用(特定商品の宣伝媒体としての利用)の危険性の
二律背反から、管理グループ内でホットな議論を重ねて来ました.

また、管理グループのメンバーに企業人(かくゆう私ですが・・・(^o^; )が
含まれるため、会員の誤解を受けるのではとの恐れも有り、結論を得る
のにかなりの時間を要しました.

最終的には、現在までの運営の経験から、臨床検査MLの構成会員は
極めて良識的で、協力的であることから、商品情報取扱いの危険な面を
過度に心配する必要は無いと判断致しました.

今回の「商品情報アップの解禁」が有益な物となるか、はたまた、
商品宣伝の修羅場と化してしまうかは、一重に会員の皆様のご協力
に依存致します.「性善説」を採用した管理グループへのご支援を
切にお願いする次第です。